簡単なプログラムと基本命令
では、前回のプログラムをもう一度みてみましょう。
10 rem ケイサンスルプログラム
20 input "+-*/";a$
30 input ka
40 input kb
50 if a$="+" then print ka+kb
60 if a$="-" then print ka-kb
70 if a$="*" then print ka*kb
80 if a$="/" then print ka/kb
90 goto 10
10行目から順に見ていきましょう。
まず、remというステートメントがありますね。これは、″このステートメ
ント以降に記載してある事は実行してはいけません″とゆう意味のステートメ
ントです。普通、このコマンドの後ろには、コメントを書いたりします。
次の行にはinputというステートメントがあります。これは、″キーボード
から、何かを入力せよ″と言う意味を持つコマンドです。このステートメント
は、数値と文字の両方を拾う事ができます。ただし、その際、変数に注意して
ください。数値を入力する時は変数名をそのまま書けば良いのですが、文字列
を入力する時は、変数名の後に$を付けないと、エラーがでます。また、入力
する際に、コメントを表示する事ができます。たとえば、input "What your
name ";name$というものがプログラムの中に入っていたら、そのプログラムが
実行されるときに、What your name ?と表示され、入力した文字列が、name$
の中に入ります。また、コメントを何も表示させたくない時は、input name$
などとすれば、その行が実行された時、画面上には?しか表示されません。
50行目から80行目までは、if 〜 then …という文が並んでいます。このス
テートメントは、″もし〜であれば、…せよ″という意味を持つものです。″〜″の
所には条件を書きます。″…″の所には〜の条件を満たす時に実行する命令を
書きます。例えば、″もし、time$="99/12/31"だったら、120行に飛べ″とい
う条件分脈文を作りたいとすると、if time$="99/12/31" then 120と書けばよ
い訳です。
90行目にあるgotoというのは無条件ジャンプ命令で、″××行に飛べ″とい
う命令です。goto 10などのように、行番号を指定する他に、goto *subのよう
なラベル指定も可能です。その際、そのラベルが、プログラム中に存在してい
る必要があります。
このようにして、今回使用した計算するプログラムは動いていたのです。
以上で、このサンプルプログラムについての解説は終わりです。このように、
次回も、サンプルプログラムを使って、解説して行こうと思います。
こんなところでなんですが、N88−日本語BASIC(86)で何が出来る
かを書いておきます。(特殊なものについて)
FM3音、SSG3音操作可能
モデムを制御可能
マシン語、アセンブリ言語を使用可能
4096色中16色表示可能(2ページ、要16色ボード)
SCSIインターフェイス使用可能(Ver. 6.3)
マウス使用可能
ディスク直接書き込み、読みだし可能
他にもあると思いますが、とりあえず、これだけが分っている事です。
では、また次回お会いしましょう。
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山本 裕之
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